■君に届け【episode.25】新年

君に届け ＃２５の視聴感想です。

３秒ルール。
出逢いの時。
御神籤。
二人っきり。
トモダチよりもっと――。

↑さぁポチッとな

■Aパート
爽子は確実に変わりました。それは本質ではなく周囲への印象が。
風早くんは初めて出会ったときから表面的なものではなく、その本質に惹かれたんですね。
化粧崩れを防ぐ方法もシッカリ実践して、風早くんの心をよりガッチリ掴んでます（ﾏﾃ
出逢いのことまで持ち出して、もう思いっきり好意丸出しなんだけどなぁ……何かと自分を卑下しちゃう爽子だからね（苦笑
こりゃこの先もいろいろと大変そうですね。風早くんは（ぇ

可愛くなりたいと思った理由を改めて噛締める爽子が乙女だなぁ。
「思ってたよりずっと可愛かったよ……」
ソコのところをシッカリ伝えてあげないと！ただでさえ認められることに慣れてないんだから！
まったく…この両想い共が！早く付き合っちゃえよ！！（血涙

付き合いきれない龍は兎に角甘酒を求めて！（笑
ジョーの足止めを一人で引き受け、ちづっちも一緒に行かせるなんて、やはりやのちんはおっとこまえですね。
「ちょっと試しに『ちぃ』って言ってみ？ちぃ」
龍的にそりゃイヤだろうな。ちづっちに想いが届くのは何時になるのかなぁ（ﾆﾔﾆﾔ
爽子と風早くんの姿を遠くに見て、ちづっちも龍もひと安心でしょう。
まぁキミらもいい感じだけどな！ということでまだまだ龍の甘酒はオアズケのようです（笑

「「あけましておめでとう！」」
きらきらの中で『今年も』なんだぜ！嬉しくて嬉しくて仕方ない感じの爽子が可愛すぎる♪
早速のあけおめメール着信。もちろんやのちんとちづっちから。
一番メールも先を越されてしまったけど、風早くんは二人に頭が上がらないほどの感謝をしてることでしょう（笑
『どうも、ありがとう。』
やのちんとちづっちにとって、爽子が伝えるこの言葉は最高のモノだろうなぁ。
この３人の友情描写は無条件で目頭が熱くなるから困るっさ！（涙目

お参りもまったく爽子らしいですね。
神さまへの『願い』ではなく『感謝』を伝えてるんだもん。
そして。風早くんはどこまでも紳士です。

■Bパート
ちょっ！龍！？お義姉さんの名前くらい覚えなさいよ！！（汗
思わずちづっちと一緒になってツッコんじゃったじゃないか（笑
って、まぁちづっちも徹のことはいちお吹っ切れた感じ。やっぱ龍とちづっちはお似合いだと思うんだ（笑

爽子と風早くんは御神籤を引いてみる。
風早くんはやっぱり大吉。思うが侭に。短気は戒めて。心静かに。相談して。恋愛は…ヒミツかい！（苦笑
爽子は当然の如く凶！期待も何も！全然欲深くないよ！神さまちょいとヒドイよ！！（えー
でも。恋愛運は『今の人が最上』ですって！神さま粋な計らい？落として上げるとな！（笑
そしてまさかの大吉をプレゼントしちゃう風早くん。運吸い取られるの歓迎なの？（ぁ
「つーか…あげたいんだよ」
照れながら言うなぁ！こっちが激しく照れるから！！（ﾆﾔﾆﾔｶﾞﾄﾏﾗﾅｲ
まぁなんだ…恋する乙女はとってもかわいいということだな♪（笑

ジョー遂に天国から地獄へ。残されたやのちんは周囲の視線より開放された喜びが勝ったのか！（笑
しかも、綺麗サッパリ揉み消しを祈願するとはどれだけイヤだったんだ（苦笑
遠くに仲良さげな爽子の姿を見つけて、そこに幸せを感じてる気がしますね。ホント爽子のこと可愛くて仕方ないんだなぁ。

そして群衆の中に迷惑なアホの姿が……って、ピンじゃねーかっ！（汗
あっぶねー！！ジョーよりも厄介だよ！風早くんが見付かんなくてよかったなぁ（ｼﾐｼﾞﾐ
僻みの末ナンパ邪魔に魂を燃やすピンは……結果的にやのちんを助けることになっただと！？(汗
まぁやのちんなら一人であしらえた筈だけど……神よ！何故このツーショットを推すのデスカ！！（血涙

静かな帰り道。しんしんと降る雪。音が吸い込まれて…まるで二人だけの世界。
そこはいつもの通学路。そして…二人が初めて出逢った場所……
あの時は春の日差しの中で…今は真っ白な雪の中で……
どんな１年になったとしても、二人にとって掛け替えのない時間になるのは間違いないでしょう。

■ED
ちづっちと龍。やっと甘酒に有り付けて。とってもお似合いなんだけどなぁ。
やのちんとピン。そこの空き家には『出る』そうで、いったい何が出るんだろうねぇ（笑
くるみ。やっぱこの娘は可愛いんですよね。願い事がなんだったのか気になるなぁ。
えっことトモとクラスメイトは賑やかにあけおめ。連行されるジョーは南無（ぇ
マルと風早弟。幸せそうな寝顔ですね。
爽パパはそわそわ。爽ママは余裕ですねぇ。つ〜か…めっさラヴラヴじゃないかっ！爽子もいつか風早くんをこんな風に……（笑

■Cパート
ちゃんと玄関先まで送ってったか！さすがだね！感心感心♪
「楽しかった！凄く！！」
「……一緒だ♪」
破顔一笑！そは反則的なほど魅力的な笑顔ですよ！！
嬉しそうにハニカム爽子がまた可愛らしくて♪
どれだけこの二人は悶えさすデスカ！（ﾆﾔﾆﾔ

帰りを見送る爽子の方へ風早くんは振り返って……
ここ物凄くドキドキした訳ですが…特に何も起きなかった！（残念
爽子に駆け寄って告白してダッシュで帰る画をちと想像したりしたのですけどね！（え
まぁその心中や爽子のキモチを想いフクザツ極まりない境地だったのだろうけど。ガンバレッ！

風早くんは御神籤の『短気』というのを気にしてるけど、充分すぎるほどに気は長いと思うのだけど。
その御神籤には『愛を捧げよ倖せあり』って、今までも十二分に捧げていたような……（ぉ
つーことはコレまでと同じようにということですか？（え
まぁ御神籤は爽子にあげたから、今度は爽子の番とも言えるのかなぁ…なんて。

「同級生。隣の席のオトコノコ。
　だけどヤッパリ友達ではないみたい。
　友達よりもっと遠くて、友達よりもっと欲張りになっちゃう……
　好きなひと――」

┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛

君に届け！

「何で可愛くなりたいと思ったのか？」
その答えを爽子なりに感じて考えて導き出しましたね。
自分の想いに目を背けず、自分を卑下せず、素直に欲しいと思えるようになったのだと感じました。
これでやっと爽子は恋愛のスタートラインに立てたのでしょうね。

爽子の自分を卑下するような過剰な謙遜は、場合によっては拒絶に映ることもあるように思う。
それが風早くんのように好意を持っている人であった場合、傷つけることに繋がるのではないかと心配してしまいます。
風早くんはそれを踏まえた上で、ドコまでも紳士的に、ドコまでも優しく、何気ないことにも注意を払い、誤解を与えぬように、まっすぐに見詰め続けているように感じますね。
それが如実に現れた部分がお参りの後、手を差し伸べたところではないだろうかと思うのです。
風早くんに対し自分の行動を『おこがましい』とこの期に及んで感じてしまう爽子に手を差し出し続けた真摯さが手を取らせたんじゃないかなぁ……
何故風早くんがそういった行動を取るのかを「何で可愛くなりたいと思ったのか？」と同様に次の段階として爽子には考えて欲しいなぁと思ったり？（笑


最終回でもやはりキラリと光るのはやのちんでしたね。
新年早々独りになることも顧みず、爽子とちづっちの為にも足止めを買って出たり。
爽子の姿を見つけたときも独りの寂しさは感じさせないどころか、その幸せそうな姿を見て自分の中に幸福を見つけ出したよう感じました。

あのナンパにも寂しさを誤魔化す気配なぞ微塵とも見せず、ウザさだけが滲み出てた感じだし（ぉ
まぁ偶然にもピンがいたことであの煩さが賑やかしに繋がっていたのは間違いないとも思うのだけど。


龍とちづっちも歯痒さが残るなぁ。
この二人も爽子と風早くんに負けず劣らず『付き合っちゃえよ！』な感じなんですよね。
とはいえ、ちづっちはまだ失恋してから日が浅いしもう少し時間が必要なのも確かだとは思う。
いつか必ず龍の想いが届くといいなぁと本気で思うところ。



■総括
これだけ化けた作品というのも久しぶりだったように思う。
開始当初は普通の少女マンガ原作のラブコメ程度としか思っていなかった。ただし風早くんの描写については、とても気になったことを覚えています。
オンナノコ中心に物語が進んで行くという思い込みを、彼の独特な存在感が初回にして打ち壊してくれました。その瞬間、自分の中でこの作品の注目度が確実に上がりました。
作中で風早くんは決して前面に出て動いていた訳ではありません。あくまでも悪戦苦闘しながらも生来のピュア＆ポジティブで動いていたのは爽子自身です。しかし要所要所で大きなキッカケを与えるキャラであり続けました。
その役回りが彼をスーパーイケメンキャラへと押し上げたのは間違いないかと思います。彼自身爽子に負けず劣らずピュアだしね！（笑
確実にあの超鬱展開だったトイレ事件から、良作を脱して秀作、そして神作品に近付いていったように感じるところです。

とはいえ、主人公である爽子を魅力的に描くのは難しかったろうなぁと思いますね。
前半の方がドチラかと言えば楽だったのではないかと思うのです。あの『貞子』キャラな設定をそのまま使えるわけですから。
しかし、後半に向うにつれ爽子は変わり友達ができ、クラスに溶け込み、良くも悪くも『普通』になっていく。それは禁じ手が増えていくということ。
それでももうひとつの、いや本質である『ピュア』という部分をブレなく生かし続けたことで、爽子をより魅力的なキャラに育て上げたように思えます。
こんなにもヤキモキして、画面の前で思わず応援して、気が付けば涙を流してしまうような、感情移入ができるというのがその証明ですね（笑
それに声を当てた能登麻美子さんの演技がとても素晴らしかったと思います。マリみての志摩子さんに並ぶハマリキャラだと感じる次第。

脇を固めるサブキャラたちも素晴らしかった。
やのちん、ちづっち、龍、くるみは文句の付けようがないほどに、それぞれのキャラの魅力をこれでもかと引き出していたと思う。
主要なキャラに声を当てた声優を見てみると、沢城みゆきさんや三瓶由布子さん、中村悠一さん、平野綾さんと納得の名前がズラリと並んでいる訳で、作品世界にのめり込む一因になったのは間違いないと思う。

また、映像面に目を向けてみれば、ある一定水準を保ちつつ、ここぞというところでとても印象的な描き方をしていたと思う。
どこまでも高い空であったり、差し込む夕陽であったり、風に揺れる草花であったり、温かな木漏れ日であったり、しんしんと降る雪であったり……
そして、人物の表情、特に笑顔の描写はとても気を使って魅力的に描いていたように思う。

とまぁ思いつくことをつらつら書いてきた訳ですが。
振り返ってみても思いつく欠点は特に無く、悶えに悶えて悶々とし、あまりの純粋さにむず痒くなりながらも、爽子達と一緒になって泣いて笑って見てきた作品となりました。
それでも不満点を挙げるとするのなら、全２５話という中で『君に届かず』完結できなかったことでしょう。まぁまだキミトドによるとまだ原作も続いているということですし仕方ないのかな？（笑
……にしてもあのキミトドは…おおっと！ｹﾞﾌﾝｹﾞﾌﾝ
そんな部分だったり公式ネタバレだったりも含め、とても楽しくみさせていただきました。
きっと２期はあるんだろうなと妙な確信を抱きつつ、この続きを見られる日を待ちたいと思います（笑
関係者の皆さま、本当にお疲れ様でした。良い作品をありがとうございました。

↑次回視聴感想への気合を下さいな。

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