
CLANNAD 〜AFTER STORY〜 #18の視聴感想です。
泣く場所。
おもちゃ。
お花畑。
親の心。
やっと見付けたんだ。

■アバン
「歩いていく?
いろんなモノがあって、温かくて、楽しい場所へ。
キミは、そうしたいんだよね?
……そう…じゃぁ行こう」
幻想世界。
乗り物は完成しなかった。
でも二人は変化を求めて旅立つようです。

■Aパート
「駒田」
あっきー、汐に何を教えてるのさ!不覚にも抱腹絶倒に陥ったわ!(爆笑
ところで…駒田をどの程度の人が認知しているのか疑問です(ぉ
騒ぐ子供に朋也のイライラも分からないではないですが…大人気ないなぁ。
ところで最近の親の中には「あのおじちゃんが睨んでるから…」のような叱り方をするようです。
理由を他人に転嫁して、自分が子に嫌われないようにしたいのだとか。
それでは子も何故叱られているのか分からないままでしょうに。
早苗さんは汐に『泣いていい場所はトイレ』と教えていたようです。
きっと早苗さんもそうやって、この5年間を耐えながら過ごしてきたのでしょうね。
渚の忘れ形見の汐を厳しくも優しく、乗り越えられるように育てていたことが伝わります。
朋也が汐に玩具を買ってあげるだと!?(うそん
でもそれって…男の子向けの玩具でしょう!ちゃんと選んでやれよぉ(汗
…ところで…そのロボ…そこはかとなく、ガラクタに似ていませんか?
とりあえず汐はお気に入りにようです。
夜中の旅館。
『当たり前』のトイレに一人で向う汐ですが…
何だかんだと朋也も付いて行って上げました(苦笑
ホタルの光がなぁ…まるで光の玉のようで……
天の川なんて光の玉が集まったようじゃないか……
そういえば、死者の魂をホタルの光に喩えたりもしますね。天の川も魂の道を表したりします。こう考えると渚がふたりを見ているようにも感じます。
朋也の顔色を伺う汐が聞きたかったのは、早苗さんも教えてくれないママ―渚―のこと。
怒らないと言った手前、朋也は怒りを抑えるが…
やはり話すことはできませんでしたね。正面から受け止めていないのだから当然です。

翌日。到着した場所は、単線一両編成終着駅。
眠そうな汐はロボを大事そうに抱え込んでますね。かわいいなぁもう♪
暫く歩き目にしたのは一面の花畑!
これはもしかして…1期OPか?1期OPな場所なのかぁ!?
そして…2期1話アバンの朋也夢の場所なのかぁ!?
それはそれとして、朋也も汐をまさかの肩車してあげたりとか!汐がとても嬉しそうです!!
朋也が休んでいた木陰の樹も1期OPで映るあの樹なのかな!?
そんなことはどーでもよくて(マテ
汐のロボがなくなった!二人で大捜索開始!…でも見つからない。
朋也も同じ物を買えばいいトカ言うな!汐にとってはふたつとない初めてのプレゼントなんだから!!

ふいに朋也に過ぎるフラッシュバック……
汐を花畑に置いて記憶を辿る……って!置いていくなぁ!迷子になるぞぉ!!(汗
鮮やかな夕暮れ…辿り着いた高台には一人の老婦人が……
彼女は朋也のことを知っていた。
――岡崎史乃
直幸の母親であり、朋也の祖母に当たる人物だと!?(ナンダッテー!

■Bパート
全ては策士早苗さんのワナ(ぉ
どうやら朋也とは母親が亡くなった直後に会っているらしい。
直幸もお勤めを終えて塀の外のようで。
ここで朋也は、史乃から直幸の真実を聞くことになりました。
高校を中退してまでの学生結婚だったこと。幸せを掴む為必死で働いていたこと。
朋也の中で、蔑んでいた父親が徐々に自分に重なっていく……
そして、最愛の妻を事故で亡くし、立ち直れないほどの哀しみが直幸を襲った……
「でもね。まだ絶望する訳にはいかなかったのですよ。
……朋也さん。まだ幼い貴方が残されていたからです!」
――この子だけは自分の手で育て上げるから!
それでも決して立ち止まらず、再び歩き出した直幸。
己の全てを犠牲にしてでも、どんなに惨めでも、何を失ってでも、朋也と共に生き育て上げる為に……
「だからこそ私は、この話をお聞かせしたかった」
朋也は、似た境遇に陥りながら投げ出してしまった自分の情けなさを実感したでしょうね。
そして、見下していた筈の父親を未だ越えられすにいることも痛感したはずですね。
史乃さんはさらに朋也と直幸の和解の切欠をも与えてくれました。
直幸がゆっくり休める場所と共に……

よかったぁ!汐、ちゃんと待ってたよ!でもずっとロボを探していたようで……
「あれ…ひとつだけだから……
選んでくれて、買ってくれた物だから!
初めてパパが……」
今、パパって言った!汐が初めて朋也をパパって言ったぁ!!(歓喜
もうね…泣いていいですか?つか泣く!既に泣いてる!(号泣
「汐…俺…傍に居ていいかなぁ……
ずっと…長いこと駄目なパパだったけどさ……
これからは汐の為に頑張るから!
だから…傍に居てもいいかな!?」
よし!朋也よく言った!汐も認めてくれた!あとは言葉通り頑張るだけだ!
「パパ…あのね…もうね…我慢しなくて…いい?
早苗さんが言ってた。泣いていいのは…おトイレか…パパの胸の中だって……」
その言い付けを汐は守ってきたんだなぁ。ホント強い子だよ!
早苗さんはきっと最悪の場合も考えて、芯の強い子に育てようとしてたんだろうなぁ……

帰りの電車の中でママ―渚―の話をしてあげようとした朋也。
話し方が不器用だなぁ。そんな言い回しで汐は理解できるのか?(苦笑
でも…渚の話をすることで朋也は涙が溢て……
きっとこれまでは渚を思い出すことは辛すぎて、心の底から涙したことはなかったんじゃないかなぁ。
「渚…見付けたよ……
やっと見付けたんだ…俺にしか守れないモノ……
俺にしか守れない掛け替えのないモノ……
それは…ここにあった……」
渚の柔らかい笑顔は母親のそれですね。とてもキレイです。
■ED
…あれ?…史乃さん?
列に加わってるよ!?
┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛
もう後半に行けば行くほど泣かざるを得まいて!
今回の話を一言で言えば『親子の和解』ということになるのでしょうね。
朋也と汐、そして朋也と直幸。朋也が自ら張り巡らしていた壁が一気に崩れ去ったようです。
史乃さんの話からすると直幸はかなり不器用な生き方をしていたようです。
不器用だけならまだしも、運もなく、周囲の理解もなく、それが壁を作る要因になっていた節がありますね。
故に、朋也との溝が決定的になった頃には、精神は磨り減り、今にも切れそうなかほそいモノになっていたのだと思います。
そんな自分を保つ唯一の方法が、あの柔和な表情と暖簾に腕押しな態度ということなのでしょう……
朋也は、直幸の想いなど気付かず、表面的な部分だけで嫌ってきました。
その真意と現実を知ったことで、自分の矮小さを痛感したはずです。
そして、その時目の前に居た守るべき大切な存在『汐』は、朋也にとって救いでもあったと思えます。
目の前の汐は幼き日の自分自身であり、初めて誇りと思えた直幸と同調、親と娘と妻への贖罪、未来への希望の象徴ですから……
朋也は汐を受け入れたことで、やっと渚の死を悲しむことができたのではないでしょうか……
これまでは『死』という事象あったというだけで『最愛の人の死』を理解できずにいたと思えした。
この5年の間、涙を流すということも心が拒否していたんじゃないかなぁ……
ところで無くなったロボが幻想世界のガラクタの素だったりするのでしょうかね。
関係性はないのかなぁ……
とまぁ何だかんだとかいてますが。
現実での汐の満面の笑みと心の内の渚の穏やかな笑顔が見れて良かったです♪
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