かんなぎ #13の視聴感想です。
幼馴染。
鈍感。
気持ち。
自我。
鐘の音。
二人だったらきっと見つかる。
■アバン
家出娘なナギ様は偶然にも上森家にお世話になっておりました。
ナギ様があばあちゃまと知り合いというのも、あながち間違いではないのですが(苦笑
でもなぁこんなに落ち込んでるナギ様は見たくないですね。ナギ様は活発な猛進振りがよく似合う(ぇ
つぐみの心配が止まらない!
仁は自棄になって言いたい放題ですが、何気にそこがつぐみに甘えている部分だと思います。
でも「お前には関係ないだろ!」はさすがに言っちゃぁいけないと思うんだ。…仁サイテー。
■Aパート
貴子さんに紫乃さんも仁のおかしさに気付いていたんですね。やはりこの二人は侮れん。
二人も心配するも『複雑な家庭の事情』としているだけにヘタに踏み込めないと(ぇ
まぁそうなるとつぐみに事情を聞きに来るのは自然な流れですね。
ここで夏目漱石のこころを持って来るとはなかなかやるなぁ……
つぐみは想い出を刺激されて、おもいでぽろぽろ。恋は罪悪、恋で動いて……身に染みたかな?(ぇー
どうやら踏み込むことに躊躇いを感じた原因に気付いたようですね。
仁を待ち伏せしたいたつぐみは事情を聞いて説教開始!
これぞつぐみ!我らがつぐみ!仁の間違いを指摘できるのはつぐみだけ♪
「そんなの意地張って帰るに帰れなくなってるだけに決まってるじゃない!」
「仁のこと家族だって言ってた!
普通言わないよこんなこと。大切ってことだよ」
「あぁ…なんでこの子は自分の気持ちに鈍感なのかしら!?」
自棄の果てに嵌った仁の思考の袋小路を、マシンガン叱咤激励で破壊だぜい!
ネット担当つぐみがナギ様目撃情報を逐次仁へ連絡。
改めて行動を起こした仁が、素直につぐみへお礼を言ったことに好感が持てたね。
自分の中でナギ様がどのような存在か理解し始めた仁な訳ですが…
「あの時のきれいなひとが家にいる
それだけでいつもうれしかった」
という台詞がなかったのが個人的には残念で仕方が無い。
つぐみ協力の元、首尾よくナギ様発見!
仁なりに自分の中で見つけた答えをムネに、ナギ様へと語りかける姿こそトゥーピュアピュアボーイの本領だね!(ぇ
「俺はナギが神様だって信じる!
お前が覚えていなくたって、俺は子供の頃お前に会ってる!
その記憶を大切にして、ここまできたんだ」
この気持ちがあるからこそ前述の台詞が欲しかったんですけどねぇ。
自信喪失ナギ様にはそれでも不安が拭えない。確かに『自我を支える自我の不足』では不安定も不安定でしょう。
それでも『二人一緒に』と言ってくれた仁に存在理由を示されて、まだ脆い足場とはいえ確保出来たことは大きいと思います。
■Bパート
ナギ様はなみずぐじゅぐじゅ。そこまで再現しなくても(苦笑
でもそんなナギ様がちょいとかわいいじゃないか…
そこに現れたシゲさんという和服美人な女性。
あのおばあちゃまですぜ!若いときキレイだったんですねぇ(ぉ
シゲさんの昔案内開始です。
一面の菜の花、そして隣にはれんげ草。それはとてもキレイな風景だったのでしょうね。
そして、首吊りの話はシゲさんの体験談でした。
この地の産土神かんなぎ様は決して命を棄てることを許さない神様だったようです。
おばあちゃまをぎゅっと抱き締めるナギ様の姿は間違いなく神様なのだと思います。
「貴女様は生死を告げる鐘の音
人生の舞台袖で相まみえるのをずっと予感していたの」
そう…おばあちゃまは亡くなってしまったのです。ナギ様が着ている服は恐らく喪服だったのでしょうね。
原作を読むと分かりますが、上森は『神守』であり第一の産子の家だそうです。
恐らく昔からかんなぎ様に仕えてきた一族だったのでしょう。おばあちゃまは、その想いを継いだ最後の一人だったのではないかと思います。
数日前に会った人が亡くなってしまった驚き。仁がおばあちゃまに出会ったのは必然だったのでしょう。
きっとおばあちゃまは最後の瞬間に人として顕現したナギ様に出会えて幸せだったと思います。
家に戻った二人を迎えたのは心配する仲間からの留守電メッセージ。
貴子さん紫乃さんも秋葉もいいヤツラです(笑
芸術の神に愛された大鉄も口下手不器用さは人一倍?(苦笑
お風呂へ向うナギ様が一言。
「あの…な、仁。ありがとう」
ヤ…ヤバイ!あまりに可愛すぎるぜナギ様!!
コレには性少年もどっきどきだぜい!妄想爆発もう止まらない!!(ぉ
えーと…ざんげちゃん、CD発売したのデスカ?それはある意味犯罪だぁ!(マテ
…というか……やっぱ無茶だと思うよ!!(笑
ということで後はいろんなアングルのナギ様の痴態を楽しんでおくれ(ぉ
微妙に要所がタオルで隠れる奇跡が発動しております(マテ
そして、貧乳はステータスだ!馬鹿になんてしないんだぜ!!
あまりにナイスタイミングなつぐみさんがぶっ壊れました(笑
しっかし、目の死に具合は原作以上の衝撃!(汗
もう涙が止まらない!止まらないさ!(血涙
■ED&エンドカード(?)
エンディングは『motto☆派手にね』をBGMに名場面集でした。
『またね!』ということで2期アリかな?
┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛
最終話だけあって、当初のようにぬるぬると動いてましたね。
まるで前回の分を取り返すように、ナギ様の仕種がいちいち可愛くて仕方ない♪
そして、つぐみがとってもいい娘でいじらしい。最後はちょいと不憫でしたが…(汗
……話に絡めないざんげちゃんが、申し訳程度にテレビ出演でしたね(苦笑
なんか久しぶりに仁の性少年トゥーピュアピュアボーイ振りが発揮されたなぁと。
……妄想の果てにハダカの美少女押し倒すとはラッキースケベも甚だしい(ぉ
それはそれとして。
仁にとってのナギ様の存在意義が、ハッキリと形になったようです。
その分、別の方面でのドキドキまで自覚してしまったようですが(苦笑
この変化が今後の二人の同居生活にどういった影響を与えるのか見ものですが…これ最終回なのよね(ぉ
そしてつぐみも仁のことを改めて考えるキッカケになったようです。
『こころ』の朗読を聞きながらの回想はオリジナルの演出でしたが、なかなか感慨深かったなと。
その後のマシンガン叱咤激励といい、こんな幼馴染のオンナノコは貴重だぜぃ!
……ホント仁には勿体無い娘だよ(ぉ
原作でも感じたことなのですが、おばあちゃまの葬式に遭遇したシーンがホント惜しいと思うんです。
ワンカットでもいいから仁とナギ様がお焼香を挙げる画が欲しかったと思います。
仁とナギ様が手を取り合えた要因には、少なからずおばぁちゃまの産土様への恩返しがあると思うので……
原作準拠の為か、最後は中途半端な終り方になってしまいました(惜
まぁナギ様の独り言オチはアレはアレでいいのだけど(ぇ
つぐみが……つぐみがぁ!!(苦笑
┛┛┛┛┛┛┛┛┛┛
■総括
例の事件の当事者ヤマカン監督作品ということで、変な注目をされて始まった今作でしたが……
まぁ終ってみれば、全体を通して概ね面白かった作品だと思います。
基本原作準拠であり、不自然な改変などもなく、スタッフの気合が見て取れました。
あのぬるぬる動く感じは、あまりに動きすぎてビックリでしたね(苦笑
あとフェチ感。特にフトモモ。微妙に腋とか。あの質感の表現はもう「分かってらっしゃる」と叫びたい(マテ
最終的に『これ予算内で作れたのか?』と余計な心配が過ぎらなくもない(笑
ただねぇ……
アレを意識したパロを取り入れるのは全然構わないのだけど……
カラオケ回のアレはさすがに辟易してきました。そんなに根に持ってんのかと(ぇ
実際のところアッチの会社にも話は通してあるのでしょうが、ちょいと利用し過ぎなんじゃと邪推も芽生えたり(ぉ
パロをやるならやるでバランスを上手くとらないと手痛いしっぺ返しを食らうと思います。
原作が未完な上に、約半分を消化してアニメは終りました。
最後に『またね』とありましたし、コレで終了ではあまりにキモチワルイ終わり方です。
恐らく2期製作はほぼ決まりなのでしょうが……是非続きを作って欲しいと思います。
特定個人の過去ネタに囚われずに、作品内容が話題になるようなモノを作って欲しいです。
まぁこのスタッフなら作れると思いますし……思いたい(笑
楽しく『かんなぎ』を見させてもらいました。
関係者の皆様、お疲れ様でした。
motto☆派手にね!(かんなぎ盤) 戸松遥 ミュージックレイン 2008-10-29 売り上げランキング : 233 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
産巣日の時(かんなぎ盤) 戸松遥 ミュージックレイン 2008-11-26 売り上げランキング : 2613 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
かんなぎ 1(完全生産限定版) 戸松遥, 下野紘, 山本寛 アニプレックス 2008-11-26 売り上げランキング : 65 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
かんなぎ 1 (1) (REX COMICS) 武梨 えり 関連商品 かんなぎ 2 (2) (REX COMICS) かんなぎ 3 (3) (REX COMICS) (REX COMICS) かんなぎ (4) (REX COMICS) (REX COMICS) かんなぎ (5) (REX COMICS) by G-Tools |